来年の百より暮れの五十〈明日の百より今日の五十〉
先のことより少なくても確実性のある方が良い
楽は苦の種 苦は楽の種 将来楽するための苦労
らっきょう喰うて口を拭う 知らぬ振りする
李下(りか)に冠を正さず〔古詩源 君子行〕 李(すもも)の木下で帽子を被る
疑われるような行為をしない為の戒め
理屈上手の行ない下手 言行不一致
理屈商人の儲け下手 商人には理屈は不要
理屈と膏薬(こうやく)はどこでんひっつく 理屈はつけやすい
利口烏が水田に子をもつ 知った振りして失敗する
律儀者の子沢山 真面目一方な男に限って子供が多い
理に勝って非に負ける
理屈で勝っても実際負けたも同じ結果になる
両方立てれば身が立たん〈あちら立てればこち立たず〉
両方を立てることは困難だ 自分まで駄目にする
両方(頬)良いのは頬被り
どちらも良いことは少ない、頬被りだけ
料理人は包丁一本あれば食わるる 商売道具
良薬は口に苦し〔孔子家語〕 良く利く薬は苦い
利を取るより費を省け〈儲けるより倹約〉
類は友を呼ぶ 同じ趣味を持った者同士が友達になる
礼儀は下から慈悲は上から
下の者は礼儀を厚く 上の者は慈悲心を厚くせよ
労して功なし〔荘子〕〈骨折り損〉〈しんどうが利〉
苦労した割には利がない
蝋燭(ろうそく)は我が身を減らして人を照らす
自分を犠牲にしても人の為に尽くす
六根清浄 一根不浄
六根(眼耳鼻舌身意)は清浄を保てるが色欲は押さえ難し
論に負けても理に勝て 議論では負かされても道理を貫け